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１年前に命を落とすはずだった男のメッセージ

2015年6月15日 / 最終更新日 : 2015年6月15日 guest 内申点について

１年前に命を落とすはずだった男のメッセージ

みなさん、こんにちは！　(^-^)/

ノート先生こと

後成塾塾長　桂野です　ヾ(＠^▽^＠)ﾉ

あまりの激痛に耐えかねて
豊川市民病院に行き、

そのまま緊急入院、即手術した日から
ちょうど１年経ちました。

そんなタイミングですので
いつもと少し違った感じの
記事になってしまいます。

あのころはまだ
「自律ノート」の発想の原点はあったものの
それを完全にいかしきる仕組みもなく・・・・

子どもたちの成績を上げて
勉強というものの楽しさを知ってほしい

楽しさまでは感じなくても
せめてラクに回すことができるようになってほしい

そんな思いはあるものの、

ここには書くことができない
いろいろな悩みや憤り、

そして根本的な「何か」が
足りないという焦り、

そんなものを抱えながら
指導に当たっていた覚えがあります。

退院をしてしばらくして
「自律ノート」を開発し・・・・

完全個別指導の塾から

マンツーマン指導×自律指導の塾へ

年度の途中であるにもかかわらず
大きく舵を切った後の保護者面談の席で

当時の中３の子の
あるお母様から、こう言われました。

「あのころの先生のブログを読むと
すごく悩んだり苦しんだりしているのが分かりました。

でも、今の先生のブログはとても生き生きしていて
自身に満ち溢れています。

こういう子の、こういう状態には、
こういう手を打てばいいと
すべてわかっているような安心感を感じます。

だから私は娘を、卒業まで
先生にお預けしようと思います」

本当に救われる思いがしました。

そのお母様が感じておられたようなことを
多くの方が感じていただいたのだと思いますが

その後、新年度の募集でチラシをまかず
Ｗｅｂだけで集客するという

豊川市の学習塾としては
今でも「ちょっとあり得ないかな？」
と思う戦略をとりましたが

幸い３０名近くの塾生が入塾してくれ、

定員を区切らなければならないほどになりました。

しかし、だからこそ私は思うのです。

命を落としてしまうはずだった１年前、

いろいろな方の助けで
もう１度生きることを許していただけました。

そして、
私が倒れたことで
後成塾も命を落としかけていましたが

やはり、多くの皆様の力で救われ、

「自律ノート」を世に出し、
マンツーマン指導×自律指導の塾として
もう１度生まれ変わることを許していただけました。

命を落とすはずだった男と
命を落とすはずだった組織が

もう１度生きることを許されたからには

現在の日本の教育を
変えていく原動力になる程度のことは
していかなければならないと思うんです。

後成塾豊川本校の前には
東部中学校がありますが

毎日、日が変わるまで
灯りがついています。

個人情報の兼ね合いもあるでしょう。

聞いた話によると
先生方が学校からデータを持ち帰って
家でお仕事をしたいと思ったら

そのための許可証を得るために
その案件ごとに

学年主任→校務主任→教務主任→教頭先生
→校長先生→市の教育委員会→県の教育委員会

というくらいまで
書類を回していただかないと
許可が下りないそうです。

さらに、ご自宅でファイルをプリントアウトしようとしても
学校の職員室のプリンタから印刷されるそうで

学校で残って仕事をせざるを得ないのだそうです。

そんなご苦労をされて
日が変わるまでお仕事をし、

翌朝７時半には
部活の朝練のため
すでにスタンバイしていらっしゃるそうです。

ということは、
朝の７時ごろには
学校に来られている、ということです。

そんな先生方を取り巻く世論は
決して甘いものではないのは
皆さんもご存じのとおりかと思います。

公務員の給与・賞与のカット、
各種手当の廃止などが求められてもいますし、

給食費の未納問題、
「モンスターペアレント」と呼ばれる現象、
「学級崩壊」と呼ばれる現象、
いじめ、

その他さまざまな問題がありつつも
現在の枠組みを変える権限を持ち得ないお立場で
精一杯がんばっておられます。

しかし、
教育業界の端くれにいる人間として
客観的に思うのは

そろそろ学校という組織自体が
回らなくなってきている

ということです。

しかも、学校という場所で
本来教えなければならないとされることが

本当に意義のあることだったのかさえ

見失われつつあるのが、この時代です。

問題のある先生がいないとは言いません。

ただ、このままでは
日本の教育自体が崩壊してしまいます。

指導要領の改訂程度の付焼刃ではなく

日本の教育の仕組み自体を変え

学力も、人間として大切なことも
きちんと身につけられる教育を受けてもらわなければ

経済も、政治も、あらゆるもののパワーが
どんどん低下していってしまいます。

私は、
誇大妄想と言われようとも

「自律ノート」と
自律指導こそが

この国の教育を救うと信じています。

せっかく
もう１度生きることを
許していただいたんですから

教育界に自律革命を起こす
ために、生きていきたいと思っています。

だから今日も、明日も、
そしてこれからもずっと、

私のような者に「助けて」と
言ってくれる子どもたちや
保護者の皆様のために、

目の前の子どもたちや
保護者の皆様のために、

必死でがんばりたいと思うのです。