【注意！】学校の先生から「揺さぶり」が入ります！

早いもので9月も後半戦です。

今年もこのことをお伝えする季節になってしまいました・・・・。

９月の中旬から１０月中旬にかけて、学校の先生から中３の子たちに「揺さぶり」が入ります。

一昨年度から愛知県は、入試制度と入試日程が早まったために、「揺さぶり」の時期が９月からになっています。

その「揺さぶり」とは、こういうものです。

「今のままだと志望校は危ない。

　今なら〇〇高校（私立）の単願推薦を優先してお願いすることができます。

　どうでしょうか？」

今の時期はまだ、全員が「危ない」のです。

だってまだ２学期は始まったばかり。

ここからの油断で、あるいは集中で、どう転ぶかは予測ができない状況なのです。

実際、内申点が３７あった私の長男も、この時期に学校の先生から「今のままだと志望校は危ない」と声をかけられました。

私も人間ですから、一瞬「誰の息子に声をかけていらっしゃるか、お分かりですか？」と思いましたが（笑）

ともかく、私が長男をはじめとした受験生たちに、この時期に「揺さぶり」が来ることを伝えていたので、無事に志望していた公立高校を予定どおりに受験して、無事に合格しました。

だから「危ない」なんていうのは、まったく根拠がありません。

でも、この時期に「揺さぶり」が来るなんて知らない受験生や保護者の方たちが、学校の先生から「危ない」なんて言われたら、どうでしょう？

心が揺れてしまって当然です。

「揺さぶり」がかかる理由。

それは、状況から見て「今年はそちらの中学から、何名を単願推薦としてお願いします」という私立高校側とのやりとりがあるものと思われます。

そのためのやりとりで決まった人数を、考えなしに囲い込む行動としか考えられません。

この件だけは、私は公立中学校の闇を感じてしまうのです。

どうして公立中学の先生がこのときに限って、子どもたちの可能性を、努力を、否定するような「揺さぶり」をかけるのか？

ひと１人の将来を、そんなノルマのような作業の一環として、左右してしまっていいのか？

激しい憤りを感じます。

普段、私は、学校の先生がたの壮絶な労働環境に心を痛めている側の人間です。

現場を知らない上の人たちの決めた指導要領や教科書をどう使えば苦心しながら指導に当たられていること。

昔からそうであったというただそれだけの理由で、提出の意義さえ見失ってしまった報告書を、大量にやらなければならないこと。

働き方改革と個人情報保護の板挟みになり、結局大量の仕事を自宅に持ち帰らざるを得ないこと。

残業代も出ず、世間には感謝されるどころか疎まれるような言説があふれかえり、十分なリスペクトもされず、ともすれば過大になりがちな要求に、つかなくてもいい転ばぬ先の杖をついている・・・・。

先生方の善意で、学校の現場はギリギリ体裁を保っていると思います。

でも、この時期の中３への「揺さぶり」は、まったく意味がわかりません。

全く根拠のないところで、いたずらに受験生やその保護者の方の心を揺らしてノルマを達成しようとする姿勢には、子どもに関わる仕事をする者の１人として、怒りすら感じます。

そして、今まで先生ご自身が子どもたちに向き合ってこられたご指導を、自ら否定してしまうかのような行動を、どうか毅然とした姿勢で「No！」と言える大人であってほしいと願っています。

公立高校を目指している中３の皆さんや、その保護者の皆さん。

どうか根拠のない「揺さぶり」に負けないでください。

心を揺らさないでいてください。

今までの努力、目指す未来に自信を持ってください！

根拠のない「揺さぶり」に負けないでいただきたい！

昨年度から愛知県では入試制度が変わり、入試の日程が２週間ほど早まっています。

実際に昨年度も、一昨年同様、９月中旬ごろから「揺さぶり」が始まりました。

まもなく学校の先生方から「揺さぶり」が来るものと思って、心の準備をしていてくださいね。

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