学校の先生が「ひいき」している???

 

 

「あの子の方が点数が低いのに、あの子の方が内申点が高い」

「あの子は先生にひいきされていて、うちの子は先生に好かれていない」

「もっと公平に内申点がつかないの?」

 

こんな声をよく聞きます。

私自身も中学時代、「なんだよ、アイツばっかりひいきして・・・・」と、まったく同じことを思っていました。

 

 

だから逆に、高校時代はテストの点数次第で、どれだけ先生に好かれていなかろうが5や4がいただけるので、テストの点数を上げるのがとても楽しかったのを覚えています。

 

ただ、塾講師として長年成績というものに接し、また以前はコンサルタントとしていろいろな会社さんを見ていたりすると、高校時代の3年間の評価のほうが、日本の社会システムの中では際立って異質なことに気づきました。

 

小中学校の評価制度というのは、ある意味で言えば、「ひいき」前提で作られています。

(それが良いとか悪いではなく、現実として「そうである」ということです)

 

新学習指導要領の中にも「主体的に学習に取り組む態度」という評価項目が盛り込まれているとおり、「ひいき」する余地を残しています。

ノートやレポート、作品、小テストだけでなく、授業中の態度や授業前の準備の在り方、協力する姿勢などを、先生方の観察によって総合的に評価する旨が明記されているのです。

 

評価の仕組みに対する是非はともかくとして、現実としてその制度で学校生活を送っていくことが決定している以上、制度の仕組みをよく理解して、評価を受けられるように行動していくことも、ある程度求められると言えます。

 

もっと平たい言葉で言えば、「ひいき」される子の特徴を知って、その特徴に自分を寄せていくことで、同じように評価を受けられるということです!

 

初歩的なことではありますが、「ひいき」される子の特徴というのは、例えばこんな特徴のことです。

 

・先生によく質問に行く

・提出物にていねいに補足事項の書き込みがある

・授業中の挙手・発言が多い

・先生からよくいじられている

・テストの点数もそれなりに高い

 

こんな話をお伝えすると、

「うちの子は質問するのがニガテで・・・・」

「挙手・発言はなかなか難しいみたいで・・・・」

「先生からいじられるようなキャラではないので・・・・」

「テストの点数もなかなか上がらなくて・・・・」

という、非常に真っ当なお言葉が返ってきます(苦笑)

 

質問できるようになれとか、何がなんでも挙手しろとか、いじられるキャラになれとか、そんなことは絶対に言いませんのでご安心ください!

そして、くれぐれもお子さんに急激な変化を求めないであげてください!

 

いずれ質問や挙手はできるようにしていく必要もありますし、質問や挙手ができるように慣れていく方法論もありますが、まずは今のベースを大事にしながら、ほんのちょっとプラスアルファできることを考えてみましょう!

 

例えば、こんな感じです!

・今よりちょっと課題への書き込みを増やしてみる

・生活ノートを毎日提出して、先生に自分を知っていただく

・授業中のレポートの書く量を増やしてみる

・移動教室でクラスで一番早く行ってみる

・3分前着席をして、授業準備をしてみる

・今よりもていねいな字で書いてみる

 

などなど、できることはたくさんあるはずです!

 

新学期からは、今の自分にほんのちょっとのプラスアルファをすると、今よりも「ひいき」される自分になれますよ!

ぜひお子さんに伝えてあげてくださいね!

 

 

 

 

 

令和3年度の残席数

新中3(現中2)・・・・満席 追加募集1名
新中2(現中1)・・・・残り
新中1(現小6)・・・・残り
新小6(現小5)・・・・残り5名
新小5(現小4)・・・・残り5名
新小4(現小3)・・・・残り7名

 

 

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