2学期中間テストで残念なことにならないための心構え《後編》
昨日の続きです。
難易度が一気に上がる「2学期中間テストで残念なことにならないための心構え」を、あるエピソードでお伝えしています。
「ある男の話」というエピソードです。
昔々、あるところに、ある男がいました。
気候も寒くなり始めたある11月の夜、男はおなかに違和感を覚えました。
「なんか、腹が痛いなぁ・・・・」
でも、不規則・不摂生を絵に描いたようなその男は、
「ま、いっか。面倒だし。野菜ジュースでも飲んでおけば、そのうち治るだろう」
と、病院に通うこともせず、おなかの違和感を放っておきます。
時は流れ、翌年の初夏。
おなかの違和感はまだ残っています。
「なんかおかしいなぁ・・・。でも、ま、いっか。飲むヨーグルトやビールでも飲んでれば治るだろう」
そして、6月のある朝。
ついに男を激痛が襲います。起き上がれないほどの激痛です。
用を足そうと何とか起き上がって歩くと、激痛に目がくらみ、脂汗が出るほど。
熱を計ると39.5℃もあります。
しかし男は、まだ見当違いのことを考えています。
「これはきっと尿管結石というやつに違いない」
診察を受けるために、泌尿器科に向かいます。
待合室でも痛みで意識を失いそうです。
診察を受け、いよいよレントゲンを撮ってもらい、男はホッと安心したのです。
「ああ、これで尿管結石が確定すれば、すぐにラクになれる・・・・」
しかし結果は無情でした。
ドクターは男にこう言います。
「これはどうも尿管結石ではないですね。念のために抗生物質を出しますので、週が明けたら大きな病院に行ってください」
そして、非情な診断を受けた男の人生観を一気に変える出来事が・・・・。
昨日はここまでお伝えしました!
さて、続きです。
泌尿器科に行って診断を受けても、まだ男は愚かな行動をします。
「まぁここは、ビールでも飲んでおこうか。酵母が効いてるやつにしよう」
おなかが痛いにもかかわらず、ビールを飲んで、寝て、どうにか痛みをごまかしながら月曜を待ちます。
そして週があけた月曜、どうにか市民病院へ。
「腹が痛いから、胃腸内科を受診してみよう」
順番が来て診察へ。女性のドクターからの問診を受けました。
「わかりました。ではレントゲンとCTを撮ってみましょう」
早速、放射線室へ向かう男。おなかの違和感はあるものの、この日はどうにか歩けるレベルです。
レントゲンを撮影し、人生初のCTスキャンを撮影され、じっと台の上に寝ていると、放射線技師のかたが2人、明らかにマズそうな顔で画面を見て、何事か言っています。そしてそのうちの1人が男のところへ来て
「桂野さん、今から車椅子を持ってきますので、そのまま静かに横になっていてくださいね」
「え?何かヤバいんですか?」
「いえ、大丈夫ですから。念のため、です。大丈夫ですからね」
明らかに大丈夫ではありません。
しかし、ここで押し問答をしても仕方ないので、指示に従って大人しく横になっています。
「これ、ヤバいやつなんじゃないかな・・・・」
漠然とした不安に駆られながら待つこと数分、車椅子を持ってきていただきました。
男が起き上がろうとすると、放射線技師のかたがあわてて、
「ああ〜!そのまま、そのまま!!私が介助しますので、できるだけお腹に力を入れずに起き上がってくださいね」
どうやらこれは、相当ヤバいやつです。
男は介助されながら、車椅子に乗ります。
「桂野さん、今から、最初に受診していただいた科とは別の科に行きますね」
「え?別の科?どこですか?」
「はい、外科です」
外科というと「・・・・・メス」という世界です。
不安が増してきますが、もうなす術はありません。
「じゃあ桂野さん、このベッドにさっきのように静かに横になって待っていてくださいね」
すぐに先ほどの胃腸内科の女性のドクターが来られ、
「桂野さん、今から点滴を打ちますので、そのまま静かにしていてくださいね」
「え?点滴ですか?・・・・先生、ちなみに何の点滴ですか?」
「栄養剤です。栄養失調を起こしかけてるんでね」
「え?栄養失調ですか?私、太ってますけど・・・・」
「はい、栄養失調です。詳しくはもうすぐ外科のドクターが来ますので、説明を受けてくださいね」
おなかに力を入れられず、栄養失調になっている・・・・。
相当マズいやつであるのは、素人にもわかります。
ドキドキしながら待っていると、外科のドクターが手術着の上に白衣を羽織った姿で、颯爽と入室されました。
「ああ、桂野さんね。大変でしたね。痛かったでしょ」
「はい、かなり痛かったです。先生、これは何なんでしょうか?」
「ああ、腸に穴が空いちゃってるもんねぇ。で、中の物がお腹の中に出てきちゃって、敗血症を起こしかけてます」
「ええ!?腸に穴、ですか・・・・」
「うん、そう。穴です。あと1日放っておいたら、死んでましたねぇ。だからこれは手術です」
「え!?手術・・・・。いつからですか?」
「うん、このあと、手術室があいたら、すぐですね」
「え、じゃあ仕事は・・・・」
「ああ、そうですよね。緊急ですので、ここで電話してもらっていいですよ」
「あ、はい・・・・」(問答無用だ・・・・これはヤバい・・・・)
「それまで静かにここで横になっててくださいね」
「はい・・・・あの、先生・・・・これ、ガンとかでしょうか?」
「ああ、幸いガンではないですね。でも穴は空いてますので、手術で穴を塞がないと、死んじゃいますからねぇ」
「はぁ・・・・そうなんですね・・・・」
小島校長に慌てて電話をして引き継ぎをし、手術室へ。
手術後に目覚めてはいけないタイミングで麻酔が覚めて痛みで暴れているところをドクター2人に押さえつけられている記憶と、病室で一晩中「いた〜い・・・・いた〜い・・・・」とうなされていた記憶が残っています。
目が覚めると、人工肛門の処置がされていました。
壮絶な痛みと不便さに苦しめられ、
「こんなことなら、早めに受診しておけば良かった・・・・」
と、心の底から後悔をしたのでした。
幸い今は、健常な体に回復しましたが、このエピソードは私の人生観を変えました。
面倒だという気持ちや気恥ずかしさから、専門家への相談をせずに違和感を放っておくと、後々とんでもないことになる、ということです。
私はリアルに命を落としかけましたが、勉強で命を落とすことはありません。
しかし、わからないことを「ま、いっか」「めんどくさいなぁ」「あとでいいや」と放っておいて、いよいよ定期テストが近づいてきたときには、もう何ともならない・・・・という状況にならないようにしたいものです。
定期テストが近づいてきたときに、きちんと手を打つことができるのは、
・定期テストの提出物がきちんと済んでいる
・基本的な用語や単語、計算のやり方などは、すでに頭に入っている
・文章題や記述問題などで分からないものは、先生に質問をしにいく
ということが、きちんとできる子です。
成績がいい子たちはこれらのことを「当たり前」だと思っていますが、あなたのお子さんはいかがでしょうか?
「どうも家では机に向かっていないし、学校でも質問しているようには思えない・・・・」
もし、あなたの感覚でそう感じるのであれば、お子さんの2学期中間テストへの取り組みは、すでに黄色信号です。
ぜひ今のうちにお子さんに声をかけ、手が打てなくなる前に、行動を変えていきましょう!
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