学校が再開されて１週間の間に、いろいろな情報を塾生のみんなからもらいました。

今年度の中３の子たちの夏の大会は中止。

部活動も、７月中旬に引退となるようです。

私にも中３の子どもがおります。長男です。野球を一生懸命やっているので、大会がなくなることはとても残念です。

ただ、私は中３の長男が中１になるときに伝えていました。

 

「野球を一生懸命やるのはいい。プロにもなってほしいと思っている。
　でも、野球をやっていられる時間は、人生全体の半分よりも少ない。
　だから、もしも野球から離れなければいけなくなったときのために、いろいろな技を身につけておいてほしい。
　野球道は人生の道だ。それなら、人生の道を野球に活かすことだってできる。
　お父さんは野球はからっきしだけど、人生の道をどう野球につなげるかは見える。
　くれぐれも野球だけに生きるな。いろんなことをやれ。」

 

おかげで長男はこの休校期間も、毎日机に向かうことを、苦もなくやってくれました。もっとも、野球の最終目標が、中学の大会ではないということもあるのでしょう。

豊川の子たちの多くは、部活やクラブチームに熱中します。中には熱中しすぎてしまう子も多いです。

今年度、部活に熱中しすぎるくらい熱中していた中３の子たちが、その集大成である夏の大会がなくなり、そのまま無気力になって、部活をやっていたときよりも机に向かわなくなるのではないか・・・・。

そう心配しています。

部活は、単に大会で勝つためにやっているのではありません。勉強や、卒業後の人生に活かすための我慢強さや忍耐力、チームプレーや仲間との協力の大切さを学ぶ場所です。

部活を一生懸命にやっていた子たちには、ぜひその熱意を、今度は人生の可能性を大きく切り拓くために、毎日机に向かって努力することに充ててもらえたらと、願ってやみません。

 

 

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